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岡山県・広島県発行「経済リポート」にて好評連載中

辛口の書き回しで現在の「IT」「株」「経済」を切る!!

 
第三十三回 2002年1月1日

基礎講座33回目です。
みなさま新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
昨年は政治、経済、教育、世界情勢どれをとっても本当に暗い1年でしたね。明るかったのはイチローや高橋尚子に代表されるスポーツの分野だけだったような気がします。
ITの分野でも「ニムダ」などの新種のウイルスが出現して世間を騒がせましたし、「サイバー戦争」といって戦争当事国のホームページを改ざんしたり、目に見えない戦争が激化しました。まさに映画「パールハーバー」に象徴されるように2001年は「戦い」の1年でした。
本来人類の豊かな生活に寄与するはずのITの分野も昨年はいろいろ「光と影」の「影」の部分が先行しました。
ウイルスは有名どころで3種類ほど出てきました、おまけに種類だけでなくその性能もアップして、今までは封筒を開かなければ感染しなかったのが受け取っただけでもう感染の恐れアリという凶暴さでした。毎日携帯電話に入ってくる迷惑メールは未だに野放し状態ですし、東京や大阪ではある電話番号からかかってきてそこにコールバックすると10万円の通話料が請求される「ワン切り電話」なるものが横行したり、まったく油断も隙もない状態です。
よく「科学は戦争時に一番発達する」といいますが強力な「矛」が出現すればまた強力な「盾」が出るという循環を人類はITでも目に見えないところで演じております。
愚かなものです。
今年こそは前向きに「光と影」の「光」の部分を駆使して「良いものを良い使い方」ができる大人のIT世界が来るものと願って止みません。
6月から日韓共同で行われるサッカーワールドカップをきっかけにぜひ不景気や高失業率、株安などを吹き飛ばすような明るい1年にしたいものです。
第三十二回 2001年12月20日

基礎講座32回目です。
前回お伝えした「携帯電話を使った未来」について別の側面から補足説明します。
次世代携帯電話「FORMA」の最大の特徴は相手の画像が「動画」で「カラー」でリアルタイムに表示されることです。すごい技術ですね。
今回この変化をいち早く察知したのは株式市場でした。次世代携帯電話の回線をビジネスとした店頭登録企業「鷹山」(ようざん 6830)に現在買い物が集中しています。同社は昨年の秋に店頭公開した会社で社長の高取氏は地元岡山県玉野市出身です。この会社が11月27日に株式分割10対1を発表した途端に個人投資家の買い物が殺到しました。現在12月13日ですがなんと13日間の連続ストップ高となっております。これは2年前のヤフーの相場に匹敵するような勢いです。
11月の終わりの株価が11万円だったのに対して現在46万6000円です。わずか2週間足らずで株価が4倍にもなっています。「不景気」「高失業率」「倒産」など後ろ向きの言葉が多かった今年ですがこの株だけはどこ吹く風といったところです。
3年前ヤフーという「お化け株」が登場し200万から1億7000万までの相場になって以来よくも悪くもIT銘柄は盲目的に買われました。いわゆる「ITバブル」が生まれたのですが、今回は投資家の皆さんもネット銘柄に対して勉強しているとみえ、かなり慎重に投資しています。
にもかかわらずこの上げ相場はひとえに同社のもつ技術と特許の数と数年後の同社の業績を正当に評価したものだと判断します。つまり盲目的ではないといえましょう。
いま株式相場はかつてのソニーやホンダのような「スター株」の出現を待ちつづけています。この携帯電話ビジネス企業の「鷹山」がスター株に成長してひいてはすべての株が活性化することを祈ってやみません。

第三十一回 2001年12月10日

基礎講座31回目です。
11月26日広島市内で行われたドコモ中国主催「ドコモソリューション2002」というイベントに参加してきました。
メインは次世代携帯電話「FORMA」の発表展示です。この携帯電話の最大の特徴は相手の画像が「動画」で「カラー」で表示されることです。この秋から実際に東京でスタートするサービスですがその完成度たるや想像していたよりも「なめらか」で「くっきり表示」でした。
私たちが子供の頃に見たSF映画や漫画のワンシーンのように移動しながら相手の表情と動きを動画で見ながら会話ができる…。本当に素晴らしい技術革新です。まさに「科学の勝利」と感じました。
しかもこれは「近未来」ではなくて実際にスタートされるサービスですので驚きです。
その他の展示としては「携帯電話を使っての施錠、開錠」。これは遠隔地のドアの鍵を携帯電話で開けたり閉めたりするシステムです。不動産会社が物件を下見にきた顧客から通報を受けてその場に行かなくても開錠できるので実際に引き合いがあるそうです。
次に位置測定システム。タクシーや自社の営業車が現在どこを走っているかを携帯電話にGPSを組み合わせて確認するシステムです。これは経営者にとっては非常に便利ですが「使われる側」としては猫の首に鈴を付けられたみたいであまり良い気持ちはしませんね。今後はボケ老人の徘徊や幼児の遠足、現金や宝石の輸送時などに応用が利きますね。
現在携帯電話の普及が国内で6000万台になってきました。数だけでなく重要度も財布の次に「外出時に必ず持っていくもの」となってきています。
この携帯電話を使って今後もどんどんSFのような世界が広がっていくことが間違いないことを確認したイベントでした。

第三十回 2001年12月1日

基礎講座30回目です。
ITおもしろ活用例で加古川市のおじいさんがやっている「インタラクティブいもばたけ」をご紹介いたします。
このホームページは全国的に有名で、アクセス数もかなりのものになっています。
何がユニークかというと、まずこのおじいちゃんですがホームページの最初に写真が載っています。「普通の」農家のおじいちゃんなんです、決してパソコンおたくでもない牧歌的な方がこのサイトを運営しています。次に「アイデア」がいいことです。なかなか思いつきそうで思いつかないことをやっています。最後に「汗をかいている」点です。いくらいいアイデアであっても続けて実行できなければいけません。
ではその内容はというと、「都会の人にいもばたけを持ってもらう」ことです。土地の少ない都会に住んでいる人にとって「自分の畑」を持つことは夢のまた夢ですが、おじいちゃんはこの夢をデジタルで可能にしました。
まず、いも畑を碁盤目に区切り一区画に種いもを30株づつ植えます。そしてこの畑をインターネットを通じて「30株」を一単位にして販売したわけです。いもそのものを売らずに「いもつきの畑」を売ったわけです。ここまではちょっと考えればできそうなものですが、ここからが大変。
おじいちゃんはこの畑に毎朝出かけては雨の日も風の日も毎日デジタルカメラで「いもの成長具合」を撮影してホームページに写真を載せます。全国のオーナーがこれでいもの成長がみられるわけです。秋が来て写真を見て「もうこのあたりで収穫だな」と思ったらメールで収穫依頼を出します。依頼を受けたおじいちゃんが掘り取り、宅急便で送るシステムです。また近郊の方は家族連れで掘りに来る方もいるそうです。
「アイデア」と「汗」の2つが決め手ですね。

第二十九回 2001年11月20日

基礎講座29回目です。
備後地方のIT活用例で福山市内のご存知「レディオびんご」をご紹介いたします。
今回の例はホームページの活用ではありません。
社内の連絡版すなわち「グループウェア」というもので同局では今年の春から導入して成果を出しております。
グループウェアとは何かと申しますとインターネット上で社内の人間と社外で働いている営業マン等とのコミュニケーションをリアルタイムで取れる、「どこにいても社内」が合言葉のシステムです。
何が便利なのか?
まずスタジオの空き状況がどこにいてもわかること。
これは営業が客先にいて「どの日にCMを収録しようかな」と思ったら、従来であれば局に電話してスタジオの空き状況を確かめてから約束という手順でした。もし同時に他の場所で同じ時間にスタジオ予約を取っていたらダブることになるからです。しかも空き状況を把握している人間が外出していれば、しばらく待つという状態でした。これが誰でもが瞬時に判断できるようになったわけです。
また会議の日程調整も誰がいつ暇なのか、時間が空いているのかがお互いに一目見たらわかるようになっているのですぐに組めます。
次に「3人寄れば文殊の知恵」のように衆知が瞬時に集められるという点が大きいです。「この件に関して誰かいい知恵はないですか?」と流せばすぐにいろいろな意見が返ってきます。副産物として「伝達漏れ」がなくなったという点も見逃せません。
さらに回覧時のコピー代や通信費などのコストの削減も当然のことですね。
また社員全員が会社経営にタッチしているという参加意識も高められたといいます。
以上の結果経営者としてはコストを下げて、なおかつ「経営体質の強化」に役立っているという現状です。
いいことづくめですね。

第二十八回 2001年11月10日

基礎講座28回目です。
今回は笠岡市内の「株式会社大本」のホームページをご紹介いたします。
「大本」は建築物の施工の会社で、会社の超売り物はドイツのアウロ社という企業の「環境にやさしい塗料」です。
同社はもともとアウロ社のテクニカルセンターとしてこの塗料の販売をしていましたが、全国的に販売するための手段として早い時期にホームページを作成し、1998年9月にスタートしました。
このころからシックハウス症候群や塗料によるアトピーなどの問題が持ち上がってきて全国的に建材や塗料に対する関心が高まってきました。
たまたまホームページを作った時期と日本中が塗料や建材に対する環境問題に関心がある時期が重なって全国から「環境にやさしい塗料」「幼児に無害の塗料」ということで問合せが殺到いたしました。
中には「買いたい」という方や「代理店として売らせてくれ」などというメールが届いたのです。
また同社ではシュタイナー教育の玩具などの販売もしており、「モノを売る」というよりはむしろ「同じ思想を持つ仲間作り」というような位置付けでホームページをとらえています。
このあたりがミソですね。
ホームページの作り自体は昨今流行のCGIやフラッシュを用いた視覚的なものではなく、あくまでも内容重視のシンプルなものです。
わたし個人の考えですがホームページの究極の姿は「テキスト」のみだと思います。視覚的に訴えるとかきれいにみせるというのはあくまで「手法」であって本質を伝えるのはやはり「文章(テキスト)」ではないでしょうか?
同社が求めているものはまさしく文章で本質を伝えることによる「仲間作り」だと考えます。

第二十七回 2001年11月1日

基礎講座27回目です。
今回は備後地方のIT成功例で福山市医師会のホームページをご紹介いたします。
「灯台元暗し」で意外と知られていませんが福山市の医師会はITの取り組みで日本一進んでいる医師会なんです。
何が日本一進んでいるかというとまず医師会自体がプロバイダの役を担っていると言うことです。つまり市内の各医療機関全てのインターネットの入口になっているわけです。すごいですね。
ホームページの開設は全国でも早い時期で1996年12月にスタートしました。
同じ時期に各開業医に対してパソコンを配布してなおかつ「使えるように」医師会館内でパソコン講習会を開き、院長や事務員がパソコンに対してアレルギーを持たないように配慮しました。
将来的に医療の現場では「電子カルテ」などITの活躍する場所となることが予想されます。その時に一番問題になるのは現場の人間がパソコンを使えるのかどうかですが福山の医師会ではこの「教育」というのに重点をおいてきました。
そして医師会内部にIT専門のスタッフをおきネット環境を整備、内部用にイントラネットを構築したことも特記すべき点です。各医療施設間の連絡も今まではファックスで行っていましたが現在はEメールで通知しています。
ホームページ上では医療情報としてインフルエンザなどの感染症による「学級閉鎖状況」や「今週の休日当番医」など市民にとってリアルタイムに知りたい医療の情報を掲載しています。便利ですね。
作り方もソフトな感じで誰にでも親しめるようなムードです。例えば健康にいい「レシピ集」などを掲載し堅苦しくない内容になっています。
早い時期に行ったのと教育を併用したことが成功の要因といえましょう。

第二十六回 2001年10月20日

基礎講座26回目です。
今回は備後地方でホームページで成功している企業のご紹介をいたします。
ネット上での売上が年商1000万円を越えている和菓子の「虎屋」さんです。
「虎屋」はご存知のように380年の伝統を誇る和菓子の老舗です。こんなに歴史のある会社がインターネットに取り組む理由と、成功している秘けつを実際に高田社長にお会いして聞いてまいりました。
開口一番、社長いわく「とにかく取り組みが早かった」とのこと。実際にホームページを作ったのが5年前、まだ世の中にインターネットという言葉が珍しい時でした。
このころからすでに「虎屋」ではネット上での和菓子の販売を開始していたのです。
日本国内の和菓子屋では一番乗りだったそうです。
次に「複雑なことをシンプルに」したことだそうです。
ホームページを作る目的をいろいろ考えずに「会社案内」に特化したことだそうです。会社そのものの紹介とは別に経営者のマインドを紹介したそうです。インターネットは四大メディアである新聞、テレビ、ラジオ、雑誌の次に位置すると考えています。
また社長本人がホームページを更新、作成している点も重要です。更新の頻度は季節の変わり目の商品入れ替え時は当然ながら、「ほとんど毎日」だそうです。決して作りっぱなしではなく、毎日自社のホームページを見ては写真を変えたり、表現を変えたりと「少しでもいいものを常に作り続ける姿勢」が大事です。
成果は立ち上げ後丸二年で4000人のエンドユーザーをネット上で獲得しています。この4000人が直接店頭やネット上で和菓子の購入をしているわけです。最近では新潟のラジオ局から番組の生出演の依頼が来たとかで販売以外のメリットを考えれば大成功という。
やはり現実社会と同じように汗をかいてますよね。

第二十五回 2001年10月10日

基礎講座25回目です。
現在株式市場を襲っているのが「テロ」と「ITバブルの終末」と言われています。
日経平均があっさり1万円を切ってしまい、一時は一株1億円を超えた「ヤフー」も今は200万円前後、1500万円なければ買えなかったソフトバンクが20万円で買える時代です。
確かにソニーが30万円台で手に入る今の相場は買われすぎていたIT銘柄の株価の「調整局面」と言われても仕方ありません。
しかし本当にITは必要以上に買われていたのでしょうか。一昨年前の株価の強さを示すPER(株価収益率)を見ても平成元年当時の90倍ほどの無茶苦茶な買われ方はしていません。なぜ今IT銘柄が悪者にされて株価低迷の元凶とまで言われているか私なりに検討します。
株というものは元来その企業の将来の「夢」を買います。それと昨年の経常利益とのバランスで株価がつきます。これには例外はありません。つまり過去現在の実績と将来の売上予想のミックスが株価に反映されると考えてください。そこでIT銘柄ですが「現在」は国を挙げてのIT花盛りです、各市町村で「IT講習会」が開かれています。
問題は「未来」なんですが各企業とも現在のITブームが延々と続く仮定で売上予想をしたものだからかなりの「夢」が膨らんでしまいました。ところが実際のパソコンのハードの売上げが思ったより出なかったので「夢」をかなり小さくしました(これを業績の下方修正といいます)。
なぜハードの売上げが落ちたかは次回にお伝えします。
最初に大きな話をしていて後で「実は・・・」のパターンですから当然投資家の失望売りが出ますよね。その売りがまた売りを呼び相場を崩して「信用取引」で買っている人の「投げ」を誘発して現在のレベルまで下がってきているのです。

第二十四回 2001年10月1日

基礎講座24回目です。
前回サイバー戦争の話をしたところタイミング良くと言うのか悪くと言うのか現在「NIMDA]というウイルスで行政や企業のパソコンがかなり被害に遭っています。
わたしも長くこの仕事をしていて初めて見るタイプで「ホームページを見て感染するウイルス」なんです。これまでのウイルスは「Eメールの添付ファイルに付いて来る」タイプがほとんどでした。ですからメールさえ開けなければ感染しないという「自己防衛」が可能でしたが、今回のタイプはホームページを見ただけで感染するのでタチが悪いのです。
具体的にどういう状態になるかというと、現在確認されている報告では以下の7つの活動を始めます。
1)ファイルコピー
2)ホームページ改ざん
3)メール送信
4)IISサーバーへのアクセス
5)ウイルス感染活動
6)バックドア活動
7)システム改変
です、その対策方法ですが「ホームページを見るな」ということはできませんので、まず既存のウイルス対策用ソフトを購入、インストールしてください。コストは5,6千円で手に入りますので自分のマシンを守るための「保険」と思って必ずやってください。
Wininit.ini という名称のファイルが作成されていた場合は削除してください。
readme.exe という名称のファイルが添付された不審なメールは、添付ファイルを開くことなく、そのまま削除してください。
またLAN環境の場合、このウイルスはネットワークの共有ドライブを経由して感染活動を行いますので、マシン上で共有がある場合はまず共有を解除してください。
どこの国の誰が犯人かはわかりませんが、いずれにしても「迷惑」な話です。今後も十分注意してください。

第二十三回 2001年9月20日

基礎講座23回目です。
まずはじめにアメリカのテロ事件で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りします。
今回の行為はアメリカ側ではある程度事前に察知していたそうです。パターンはこういう無差別テロの形態とサイバー戦争の形態を想定していたそうです。
サイバー戦争とはどういうものかを今回は説明します。
「目に見えない戦争」と表現されるようにサイバー戦争は実際に建造物が破壊されたり、人間が傷ついたりするものではありません。それだけに実感されにくく被害も直接感じられませんが、実行されたら実際の戦争に匹敵するくらいの被害金額が発生します。
具体的にどういう状態になるかというと、現在世界中はかなりの割合で仕事をコンピュータに依存しています。従来「紙」で記録していた仕事内容がほとんどパソコンのハードディスクに「電子の形」で保存されています。銀行や証券、生損保などはコンピュータ無しでは業務を維持できないほどになっています。そしてほとんどのコンピュータが現在ネットで結ばれています。ネット上でハッキング(相手のコンピュータに侵入)して相手のデータを破棄、または改ざんすれば現在の経済活動は簡単にマヒしてしまいます。それを防ぐためにファイアウォール(防火壁)といってハッカーの侵入を防ぐ措置がとられていますが技術的には「その気」になればいつでも侵入は可能なのです。
なぜ「その気」という書き方をしたかというと、そこまで苦労してデータを壊しても実行犯にとってメリットが無いためです。しかし今回のように「報復」という意味において充分にはありうる話しなんです。今後の動向に注意したいものです。

第二十二回 2001年9月10日

基礎講座22回目です。
現在日本中に「ISDN」やら「CATV」やら「ADSL」やら訳の分らない英文字が氾濫していますが結局何をやっているかを説明します。
目に見えないだけで本当に分りづらいのですが「道路の道幅を広げている」のです。
これが通常の道路だと「ああ、あそこに新しい道路ができるんだ」とか「今まで一車線だったのが二車線になるんだ。便利になるなあ」なんて思いますが、なにぶん相手が目に見えないものだけにまったくその感覚がわかりません。
おまけにその幅を表示する単位自体も512キロバイトや1・5メガバイトなどとこれまた「説明を聞かなけりゃよかった」と思うくらいに分りにくいものです。
岡山県は県内を「情報ハイウエイ」といって5年前から太い回線で網羅していました、しかし広島県はその整備が遅れています。これを目に見えるように例えると2号線で笠岡市から福山市に入る瞬間に8車線あった道路が1車線に狭められるような感覚です。これではさすがに困りますよね。「早くなんとかしろ」と言いたくなります。
それと道幅を広げるメリット自体もよく分りませんよね。
なぜ道幅を広げる必要があるかといいますと、本当の「マルチメディア」を実現したいがためなんです。
マルチネディアとは「動画像を、リアルタイムに、双方向に流すこと」なんです。
交通に例えれば「大型バスやトラックを、上り下り車線同時に、混雑無くスムーズに走らせる」ことになります。
そのために「道幅の太い」道路の整備が不可欠になっているわけです。そしてこの整備に関してはアジア諸国の中で日本が遅れているのです。

第二十一回 2001年9月1日

基礎講座21回目です。
ADSLの長所について
前回ではADSLとISDNとでは時速100kmで走る車と徒歩で歩く人間ほどのスピードの違いがあると言いました。
速さが断然違うという長所のほかに「料金面での長所」をお伝えします。
まずADSLは「つなぎ放題」なので電話代を気にせず楽しめます。現在の月間料金はプロバイダー料金込みで5000円後半から6000円後半が相場です。
速いということはすなわち動画やMP3などの音楽データのダウンロードも快適です。今まで1時間かかっていたダウンロードが数分で終わる計算になります。
次にISDNのように電話の基本料金が高くなることもありません。ADSLは普通のアナログ回線の基本料金でそのまま利用できます。
さらに今までは親用、子供用のパソコンがある家は片方が接続している間は利用できませんでした。ADSLは何台つなげても同じ料金ですので家庭内での順番待ちも解消されます。
とまあ、ざっと挙げただけでもいいことづくめのADSLなんですが短所もあります。
ADSL通信業者は今のところ需要の見込める大都市から展開しています。これはISDNの初期と同じですよね。またデリケートな通信技術なのでISDN回線が近くにあったり、NTTの進めている光ファイバーがひかれていると利用できません。
ADSLはデリケートな通信技術のため必ずしも最高速度の1.5Mbpsが保障されません。ISDNやアナログ回線よりも遅くなるようであれば接続業者からサービス不可という判断をされます。

第二十回 2001年8月20日

基礎講座20回目です。
ADSLについて
最近ADSLという言葉をよく耳にしますよね。
わが国でのADSLは当初e-Accessなどの、NTT以外の会社によって推進され、巨人NTTが逆に後押しされる形で発展しました。
従来、家庭用の電話線を使ってインターネットにつないだ場合のスピードは56Kbps(1秒間に7000文字程度を送ることができるスピード)が技術的な限界とされてきました。「これでは遅い」とNTTが「ISDN」という規格を推進してきたのですが、ISDNでもスピードの上限は一般電話線の2倍程度のスピードでした。この程度のスピードでは文字データを送るのが精一杯で、動画や音声などをインターネットで利用するにはまだまだ性能が足りていませんでした。
ADSL(Asynchronous Digital Subscriber Line)は今までの電話線を使っての接続の20数倍もの高速接続を実現した新しい技術です。
これだけスピードがあれば、大量の文字データが瞬時に送れるだけでなく、テレビのようになめらかな動画や、CDと同じ品質の音楽をすぐに受け取ることができるようになるのです。
これまでアメリカや韓国などのADSL先進国ではかなりの家庭に接続がされてきましたが、日本ではNTTの「ISDN」がアダとなって普及が今ひとつ進みませんでした。最近になって、国を挙げてのIT先進国化の掛け声を受けてかADSLの普及が急速に進みつつあります。
ADSLを導入するメリットで一番大きいのはなんと言っても通信料金です。次回はこの料金についてお話いたします。

第十九回 2001年8月10日

基礎講座19回目です。
ITの「光と影」について
ここまで普及してきたITなんですが今回はその「影」の部分についてお話しします。
歴史上さまざまな便利なものが発明されましたが、便利なものほど使いようによっては弊害があるものですよね。
例えば車がそうですよね、確かに早く目的地に行けるのですが交通事故の問題や、排気ガスによる環境の破壊、騒音などの弊害があります。
ITにおいても同じくさまざまな弊害があります。
まず一番迷惑なのは「悪徳メール業者」の存在です。
現在約6000万人が使用している携帯電話ですがその大半はメール機能がついています。そのメールアドレスは頭に電話番号が付いていてそれをパソコンで解析してランダムにメールを送ります。内容は「出会い系サイト」や「アダルト」的なものが多く、もし興味を持ってアクセスすれば1円コストが発生します。 たかが1円、されど1円。彼らは何百万人にこれを自動配信しますのでたとえその中の半分が見てくれても相当な収入になるんです。
その上ホームページにアクセスすれば内容によっては「これ以後のページは有料です」とか「これ以降は会員にならなければ見れません」などと通話料以外に課金してくるケースもあります。
よく注意してくださいね。
また違うケースとしては儲け話で誘うケースがあります。例えば「1ヶ月で1億円儲けるメール」なんてのもあります。指定の銀行口座に5000円入れてください、そして同じメールをできるだけ多くの友人に送ってくださいという内容です。
これは現実のやネズミ講などと同じ手口ですよね

第十八回 2001年8月1日

基礎講座18回目です。
CATVは「番組を見るためのモノ」という感覚よりむしろ「インターネットを早く見るためのモノ」という認識をしてください。
現在インターネットでホームページを見ている方はお分かりだと思いますが画像の多いページは見るのに時間がかかりますよね。
テレビの画像と違って全部の画面を表示するのに一定の時間がかかります。文字だけのページですとさっと出ますが、音声や画像が入ったページの場合イライラするほど時間がかかるのが現状です。
これは文字情報や画像情報のデータを放送のように「電波」で送っているのではなく「電話回線」を使っているからなんです。
実際に家庭用の電話を使っての伝送能力は1秒間に56キロバイトといいます。
わかりやすく時速56キロの車と考えましょう。
これを今はやりのISDN回線にすると時速128キロメートルまでアップします。
そしてさらにケーブルテレビにすると最低256キロのスピードが出ます、早いところのケーブルは512キロも出ます。スゴイですね。
すなわち「早い」と言われていたISDNの2倍から4倍のスピードでホームページが見れるわけです。
今までイライラした気持ちでホームページを見ていたのが本のページをめくるような感覚で楽しめる時代になったわけです。そして現在「銅線」を使っているケーブルを「光ファイバー」方式を採用しますとさらに4倍以上のスピードが出ます。
「昔はホームページをゆっくり見てたね」と笑い話になる日が来るでしょう。

第十七回 2001年7月20日

基礎講座17回目です。
CATVの今後について
CATVの加入者が1000万世帯に達しました。実に全国世帯数の20%です。
ケーブル局の今後の展望についてですが「よりローカルに」なっていくと思います。
地方都市にとって東京や大阪のニュースはあまり必要ではありません。もし必要であれば既存のNHKや民放をみれば済みますよね。それよりももっと身近で自分達の「今日の生活」に必要なローカルな話題が要求されています。
スポーツや映画はBSテレビ(衛星放送)、中央のニュースは既存のテレビ、ローカルニュースはCATVとだんだん住み分けが効いてきております。
実際現在放送されているケーブルテレビのコンテンツ(内容)は地方ローカル色が定着しており、1日数回実施するピープルニュース、ローカルニュースはその土地になくてはならない情報源になってきています。
次に私はケーブル局に必要と感じるコンテンツは「教育」だと思います。
現在NHKの教育番組である程度の「教育」は行われていますがもっと地元に密着した、例えば「福山城の歴史」とか「芦田川の水源を探る」「NKKで鉄ができるまで」などのそこの土地にしかないような教育内容を盛り込んだ企画が必要でしょう。
そして、さらにコンテンツ制作にあたっては地元の高校中学の放送部などに「参加」してもらう「住民参加型」の番組制作ができます。
これは現に多くのケーブル局が実施しています。
今までの「テレビは見るモノ」という既成概念を破り「参加して制作するモノ」という時代になってきています。

第十六回 2001年7月10日

基礎講座16回目です。
通信と放送について
通信とは言うまでもなくインターネットのことです。これの特性は「双方向」「リアルタイム」ということです。
現在この「放送」と「通信」2つの特性を連携して(メディアミックスといいます)今までにない番組を作るという企画が出てきています。
よくテレビの番組を見ていたら画面の下に「この番組のご意見を聞かせてください」とか「身近で調べてほしいことはこちらへ」などと視聴者が参加できるようにアドレスを表記している場面が増えてきました。
このように放送は、今まで単に「見るだけ」「聞くだけ」の形から「参加する」形に確実に変化してきています。
手前味噌ですが、わたしのFM番組(レディオびんご)でも生放送の本番中にパソコンの画面を立ち上げて「チャットルーム」というのを常時開いています。
これは番組を聞いているリスナーからの生の声を即座にお聞かせするためです。
面白い事がありました。あるリスナーさんから「なかさん、今、うちの子供が宿題をしなくて困っています。放送で叱ってください」
そのメッセージを受けた私は即座に「太郎君、宿題しないとだめですよ!お母さんを困らせたらいけませんよ」と放送でお答えしました。
ラジオから自分の名前を呼ばれた本人はびっくりしたらしく、すぐに宿題をはじめたそうです。
その後お母さんから「今、宿題はじめました。ありがとうございます。」とありました。
このように番組にリスナーが身近に参加できるような番組が今後もっと増えてくると思います。

第十五回 2001年7月1日

基礎講座15回目です。
ケーブルテレビ局とインターネットについて
全国でケーブルテレビ局は424局あります。しかし悲しいことにわが町福山にはケーブル局がありません。
人口40万クラスの都市でケーブルがないのは日本に2つだけです。福島県郡山市と福山市のみです。
近隣では笠岡市、井原市、府中市、尾道市、三原市等それぞれが局を持っています。
ケーブル局はただ単に、いろいろなTV番組が見られるというのは間違った認識です。
現在インターネットに接続する時はプロバイダが必要と以前説明しましたが、このプロバイダに変わるものがケーブルテレビ局なんです。
プロバイダは電話回線で接続されています。つまりネットをしている時は「電話代」が発生します。そして速度もISDNでも最大128MBですが、ケーブルにすればまず回線が常時つながっていますので何時間ネットを見ても料金は一定です。また速度もISDNの何倍も速いので画像の多いホームページを見ても素早く表示するのでストレスがたまりません。
気になる料金ですが局によってさまざまです。一般的には月間5000円前後です。
インターネットにかかる電話代が現在5000円を超えているような企業では絶対ケーブルに変更すべきです。
24時間つなぎ放しで表示のスピードも速い!なおかついろんなテレビ番組もおまけに見れるわけですからいいこと尽くめですよね。
将来的に各家庭がパソコンを持ち、現在朝起きたらテレビをつけるような感覚でネットを見るような時代がくればケーブルは必需品ですよね。
福山に早くケーブルを!

第十四回 2001年6月20日

基礎講座14回目です。
今回は商品販売後の「決済」についてお話いたします。
ネット販売はインターネット上に一軒の支店ができたようなものと言いましたよね。
すなわち、そこにお客さんがアクセスしてきて実際に販売ができるわけですが、一番企業として気になるのは販売後の「決済方法」です。
まったく身も知らずの人にモノを売るわけですから「支払いは大丈夫かな?」という不安は当然ですよね。
現実に今使われている決済方法は大きく分けて次の5つあります。
1つ目は商品発送後の「銀行振込」ですが、大きな金額だとか、初めての取引相手のときは怖いですよね、逆に振り込み確認後の商品発送だと相手がいやがるものです。
この点を解消したのが第三者介入による「カード決済」です。欧米では一番ポピュラーですが、暗証番号と住所氏名などを入力しなければならないので別の意味での不安が残ります。すなわち個人データの盗用の可能性です。
そこで今国内で一番一般的なのが流通業者による「代引き決済」です。これなら安心ですよね。ほとんどの業者はこの方法を用いています。
次に現在試行中なのが「電子マネー」による決済です。3年程前に筑波の学園都市内でテストを行いましたが、「ハッカー」と呼ばれる愉快犯の連中のために現在「待った!」がかかっております。
最後にお話するのが「コンビニ決済」です。近所のコンビニに買った商品が届き、レジでお金を払って受け取るという手法です。コンビニが単なる「24時間開いている雑貨屋」から銀行をやっつけ本屋をやっつけネット決済までできるすごい時代になってきました。

第十三回 2001年6月10日

基礎講座13回目です。
今回は実際に企業がホームページをどう活用しているかの実例を紹介いたします。
ホームページには、ただ単に「モノを売りたい」とか「会社の宣伝をしたい」というほかにさまざまな便利な使い方があります。
たとえば在庫管理。各地に営業所がある場合や、または営業マンが全国を飛び回っているような企業の場合、今現在の商品在庫の把握が難しいものです。
それを全員にパソコンかiモードの携帯電話を持たせて商品が売れたらネット上の在庫表を開いて自分の売れた分だけ差し引きます。すると全国の営業マンがネットを見るとリアルタイムに残りの在庫数がわかるわけです。つまり共通の連絡ボードみたいなもので、ただ単に見るだけでなく自分が書き加えることによって内容が更新されていくわけですね。同じように旅館業なら部屋数の把握や、人の配置、スケジュールの確認、連絡などが、いちいち事務所に行かなくても自分の持ち場でできる。これは便利ですよね。
これを「グループウエア」 と言います。企業内の同じ情報の共有ということで進んだ企業はもう使っています。また恐ろしい話ですが、携帯電話を営業マンに持たせることで「どこに行っているか」がわかります。付帯サービスになりますが、コストをわずかかけるだけで社員の行動の把握に役立ちます。でも社員にとってはなんか猫の首に鈴をつけられているみたいで気持ちいいものでないですよね。
グループウエアのメリットは毎日覗いておけば「言った言わない」がないし「伝達もれ」がないことです。
全国ネットの営業網がある企業は一度ぜひ使ってみてください。

第十ニ回 2001年6月1日

基礎講座12回目です。
企業がホームページをつくる際の心構え その4
今度はせっかく苦心して作ったホームページの告知方法についてです。
現在国内のホームページの数は150万とも200万とも言われております。
その中で自社のホームページの存在を他人にアピールする方法は次の2つあります。
一つ目は「とにかくたくさんの検索サイトに登録すること」です。ここでいう検索サイトとはヤフーを代表とする国内に500ほどある検索を目的としたサイトのことです。
登録に要するコストはタダですからこれを見逃す手はありませんよね。
また検索サイトによってはヤフーのように審査があるものがありますので注意してください。現在ヤフーの登録は時間がかかっており新規登録までに要する日数は最低3ヶ月ほどかかります。GOOとかのサイトはロボットサーチといって無差別に登録できますし登録に要する時間も1週間くらいで完了します。
たくさんの人に見てもらうためには専従の人を置いてでも各地の小さな検索サイトをまめに探して登録することです。これに尽きます。
結局ここでも「汗」をかいていただくことになるわけですよね。がんばってください。
二つ目は「既存のメディアを利用すること」です。
インターネットは「紙媒体を否定するもの」ととらえがちですが結局ホームページを宣伝するには既存の媒体の助けを借りなければなりません。
例えば名刺やパンフレットや既存のコマーシャルの中にアドレスを入れることが必要になってきます。
また社員にも徹底して自分の会社がホームページを出したことを告知してください。

第十一回 2001年5月20日

基礎講座11回目です。
企業がホームページをつくる際の心構え その3
前回は「双方向の利点を最大限に生かす!」ということでしたよね。
今回の心構えは「汗をかく」ことです。
インターネットといえば「何もしなくても売れる」とか「ホームページを出しただけで問い合わせが殺到する」というような妄想がはびこっていますが、私に言わせれば「現実社会以上に汗をかかないと成果が全く出ないモノ」です。
でも「売れているページ」があるのも事実ですが、そこには次の3つの共通点があります。
1.他では買えないオリジナルな商品であること。
どこでも買える商品ならわざわざネットで買う必要がありませんよね。
2.ネットで買えばメリットがあること。
例えばホテルなどでは流通コストがかからない分大幅な値引きをしていますよね。
3.納品までのスピードが極端に早いこと。
翌日届ける文房具屋さんのネットは重宝されています。
以上の3つに該当すればネットでのビジネスチャンスはあるといっていいでしょう。
簡単に言いますが、とにかく3つのどれかを実行しようとすれば必ず「汗」をかきます。何の努力もしないで売上につなげたいというのは虫がよすぎますよね。このあたりが現実社会と全く変わりませんし、それどころか現実よりもシビアになってきています。
それともう一点、「ホームページの更新」がなければアクセスは増えません。
前回見たときと内容がまったく一緒だったら次には見に来る気はおこりませんよね。
ここでも「内容更新」という汗が要求されます。

第十回 2001年5月10日

基礎講座10回目です。
企業がホームページをつくる際の心構え その2
前回は詳しい商品説明以外はなるべく「軽く(見るのに時間がかからない)」作るということを言いましたよね。
パンフレット作成との違いは、見る人間が環境によって「一瞬で見れない」ことを必ず覚えておいてください。
次の心構えは、ただ単に「見せる」だけに終わらないで欲しいということです。
つまり「双方向の利点を最大限に活かす!」ということです。
説明しますと、パンフレットは単に「見るだけ」ですがホームページは双方向、つまりエンドユーザーとの意見交換や自社に対してのご意見ご要望などがリアルタイムに返ってきて、なおかつそれに対してすみやかに返答できるすばらしいメリットがあります。
今度、子供向けのお菓子を買った時、試しにパッケージの裏を見てください、どの菓子メーカーもホームページアドレスが書いてあり、なおかつページを開くと「商品にご不満があればどんなことでも結構ですメールか掲示板で苦情やご意見をお寄せ下さい」とあり、なおかつその返答者には謝礼を出しています。
つまりエンドユーザーからの「生の声」を拾うことによって次の商品開発や現行商品の見直しに繋げているのです。
賢いですよね。
ただし、ここで大切なのは一旦そういう企画を立てた以上は「回答者、質問者」に対してはかならず「すみやかに」対処しなければならない義務が生じることです。
なぜならリアルタイムを旨とするホームページで「質問してもいつまでも回答がない」となればユーザーの失望感を誘うことなり、最初からしないほうがマシですよね。


第九回 2001年5月1日

基礎講座9回目です。
前回は企業がホームページをつくる際の心構えでした。
今回は作る際の「技術的な注意事項」をお話しします。
よく企業の方に聞かれる質問に「いくらくらいでホームページを作ってくれるの?」というのがあります。
家を作るときを考えてください、同じ家でも石造りの豪邸とプレハブではコストが当然違ってきますよね。
「とりあえず出して宣伝しよう」という方はプレハブでスタートしても結構です。
前回も言ったようにホームページには「ゴール」がありません、ですから順々に追加修正をしていって最終的に豪邸になったらいいのです。
ただし「トップページ」、家で言えば玄関だけはスタート時からある程度のモノを作ってください。
なぜなら見に来てくれた方に「次のページへ行って見よう」という気を起こさせるかどうかが大切になんです。
ここだけは豪邸とまでもいかなくても貧相でない作りにしておいてください。
次に画像についてです。
さきほどのトップページは別として画面に表示されるまで時間のかかる画像や写真はほどほどにしましょう。
せっかく見にきてくれた方に時間的苦痛を与えるようなもの(「重い」という表現をします)は、そのページは読み飛ばされる危険性が大です。
ただ詳しい内容を知りたい方に作ったページは例外です。
なぜならその人はそのページの内容に興味を持っているわけですからその詳細を知るまではある程度の我慢はしてくれるからです。
つまりここだけは画像や写真、動画を駆使しても「より詳しい内容」を知らせてあげてください。
このあたりの気配りがパンフレットと違い必要です。


第八回 2001年4月20日

基礎講座の8回目です。
今回は「ホームページを立ち上げたい!」という企業にその方法と肝心な心構えをお教えします。
会社のパンフレットを作る場合と比較して説明します。
1.制作
作り方は今ではホームページ作成ソフトが高性能で安く出回ってますのでワードで文章入力が出来る方なら誰でも簡単に制作できます。
有名なソフトはIBM社から出ている「ホームページビルダー」やアドビ社の「ホームページミル」などがありますが、いずれも1万円ほどのコストですみます。
ソフトを購入して次に実際作る場合の手順ですが、まずホームページを出す「目的」を明確化してください。
企業でホームページを作る目的の多くは、
 1)会社案内
 2)販売
 3)求人
 4)社内連絡板
などが挙げられます。
目的がはっきりすればするほどいいページができます。
逆にいえば、何の目的もなしにホームページを作ることは避けたほうが良いでしょう。
またホームページを作れば「物が面白いように売れる」ような過信は避けてください。
次に勘違いしないでほしいのは「ホームページができたらゴール」と思うことです。
ほとんどの企業がホームページを作ったら「やれやれ」といった感じでゴールと思いがちですが、作ってからが「スタート」だと思ってください。
例えて言えば一つの店舗を増設したようなもので、そこには当然専属の店子が要りますし来たお客さんに対してはすみやかに対応しなければなりません。
それができなければ作らないほうがマシなんです。

第七回 2001年4月10日

基礎講座の7回目です。
今回はインターネット(Eメール、ホームページ)をするのに、必要なモノの残り2つを紹介します。
3 プロバイダ
なんだか聞きなれないややこしい言葉ですね。
パソコンは買ったし、電話線もつないだ!しかしインターネットをするのにはどこかのプロバイダに加入しなくてはなりません。
このよくわからないプロバイダについて述べます。
高速道路に例えましょう。
山陽高速道路は便利ですよね。福山東インターで乗れば神戸や広島まであっというまに行けます。
しかし、もしインターチェンジが神戸から広島までなければどうでしょうか?「おそらく便利なんだろうなあ」と悔しい思いをしますよね。インターネットのプロバイダもこれと同じです。
乗ってしまえばアメリカだろうがイギリスだろうが3分10円でメールが送れるのに近くにインターチェンジが無いようなものです。
つまり高速道路の料金所だと思って下さい。
コストは入会金と月間使用料を含めて年間で2万円程。
そしてインターチェンジと同じく近くにあるプロバイダが便利です。なぜなら通話料金が3分10円なんですから、お勧めです。
4 ブラウザソフト
インターネットを見るためのソフトのことです。
ブラウザとは「額縁」のことで、このソフトがなければ先の3つがそろっていてもネットが見られません。
コストはほとんどのパソコンを買ったら無料で、もれなくついてきますのでタダです。
以上4つの必要なものがそろったらいつでもインターネットを楽しめます。

第六回 2001年4月1日

基礎講座の6回目です。
前回までインターネット(Eメール、ホームページ)のここまではやった理由を4つずつ説明してきました。
そこで「よし、わかった!今からインターネットを始めよう!」と考えている方に、必要なモノを4つ紹介します。
1 パソコン
何と言ってもこれがなければ始まりません。
パソコンにはマックとウインドウズの2種類がありますが、どちらでもかまいません。
ウインドウズを選ばれた方は、これまたメーカーはどこでもかまいません。
ただし「モデム」といって電話線とパソコンをつなぐジャックがあればなお結構です。
価格はピンキリですがストライクゾーンは7万円〜25万円くらいでしょう。
2 電話線
現在ご家庭や会社で使用しているので結構です。
ただしインターネットを見ているときは話し中になりますので、それが嫌な方は今はやりの「ISDN」というのがおすすめです。
これは道路に例えると2車線道路で、普通の電話線より道幅が倍広いと考えてください。
だから、一度に多くのモノを運べるので画像が出てくるのが遅いイライラが解消されます。
そして何と言っても「話し中」にならないという点が大きいですよね。2車線あるからインターネットを見ているときに電話がかかってきたらすかさず1車線分を電話用に空け渡しますので「いつ掛けても話し中」がありません。
以上4つのうち2つを解説いたしました。
あとの2つは次回にて。


第五回 2001年3月20日

基礎講座の5回目です。
インターネットはEメールが見れてホームページが見れますよということでした。
2つできることがあるわけですよね。
前回はEメールの利点を4つ紹介しましたが今回はホームページの利点をこれまた4つ紹介致します。
今、企業のみならず個人がホームページをどんどん気軽に作って情報を発信できる時代になりました。
一説によると国内のホームページ数は100万とも200万とも言われております
ホームページがここまで普及した理由として。
1 ワールドワイド
世界中のさまざまな情報が手に入ります。
またもしホームページをお持ちの場合は英語で書けば世界中に自社の製品やサービスを発信することができます。
ダイアナ王妃が亡くなった時もいち早くホームページでそのニュースが流れました。
世界中にお住まいの日本の商社の家族が日本の新聞を毎日読めるようになりました。
2 リアルタイム
「今この瞬間」のことが情報として手に入ります。
今、事件が発生してもテレビラジオでは取材、編集のタイムラグが発生します、新聞は早くて翌朝ですよね。
週刊誌に至っては記事になるのが一週間後です。
驚くべきことに東京では10数箇所の「今の待ち合わせ場所の様子」が見れます。
今の原宿駅前、今の新宿アルタ前の様子がリアルタイムにわかるだけでなくズームや首振りなどのカメラの遠隔操作までできるシステムです。
同様に「今の富士山」とか「今のロシア国境」などの様子も見ることができます。
 すごい時代ですよね。


第四回 2001年3月10日

基礎講座の4回目です。
  前回はEメールがここまで普及した4つの理由のうち2つをお話しました。
  今回は残りの2つをお話します。
  3 伝え盛れ
  電話はこちらの現在の状況を無視してかかってきます。
  忙しいときは「折り返します」とか「またあとで」と言って切りますよね。
  そして今度はこちらがかけたときは逆に相手が都合が悪い場合があり、テレコになって話が伝わらないもどかしい時がありますよね。
  Eメールは自分が時間があるときに開いて見ますのでさきほどの電話ように伝え漏れがないですよね。
  なおかつがゆったりした気持ちの時に読みますからせかされないで自分のペースで判断、返事ができます。
  つまり「うっかりしていた」とか「つい言ってしまった」とかがないですね。
  それと電話とちがって「言った言わない」がないですね。
  文章が後に残りますから
  4 データが遅れる
  メールは文章だけでなく絵や写真や表、グラフが送れます。
  SOHOという言葉を聞いたことがありますか?
  Small Offie Home Officeの略なんですが
  今、アメリカのエリート大学を卒業した約6割の人は就職しないそうです。
  すなわち頭がいいですから自分で会社をすぐに作ってしまうんですよ。
  会社を作るって昔なら従業員、オフィス、機材等々いろいろ必要だったんですが、今では電話線さえあれば自宅でも開業できるようになったんです。
  以上4つの利点からメールは「やらなきゃ損!」状態になってきています。


第三回 2001年3月1日

基礎講座の3回目は
「Eメール」って一体どんなもの?です。
今国内で3000万人の人がEメールを使っています。 
      なんと国民4人に1人の計算になりますよね。
 すごいフィーバーぶりです
なぜメールがそこまでブームになったのでしょうか?
理由は次の4つです。
1 コストの問題。
Eメールは世界中どこに送っても3分間10円です。
例えば海外にファックスを送ったとしましょう、一枚が何百円としますよね。
海外を例にとらなくても国内の遠いところ(北海道や沖縄)にファックスや電話をかけても高い金額になります。
しかしメールならニューヨークであろうとロンドンであろうとたったの10円です。
このひとつをとっても流行になる理由がわかりますよね。
2 環境にやさしい。
今人類は100年で汚した地球を1000年かけて元に戻そうと努力しています。
各企業は「エコロジー」の掛け声とともに「環境保全」を推進しています。
その中でも「紙のムダ」すなわち森林の保護が大きな課題となっています。
ファックスやDMを例にとると、こちらが好むと好まざるにかかわらずどんどん送ってきますよね。
ましてファックスはこちらの紙を使ってのことです。
Eメールは最初から「電子」ですのであくまで画面に出るだけです、もし必要なければ削除すればおしまいです。
もし「わしはやっぱり紙にして読みたい」とか「紙にしてみんなに読ませたい」という必要があれば「印刷」のボタンを押せばすぐに紙になります。どうですまったく無駄がないでしょう?
あと2つの理由は次回にて


第二回 2001年2月20日

基礎講座の2回目は
「IT・情報技術」って一体何じゃらほい?です。
今にはじまったかのように聞こえる「IT」も人類の歴史の中で何回かありました。
一番最初の「IT」は人間が「言葉」を覚えた時でしょう
何万年前かは知りませんがある日を境にに人間は「アー」とか「ウー」から「石」「木」「水」「太陽」といったような言葉を相手に話すようになったはずです。
人類の情報技術「IT」はこの瞬間にはじまりました。
次は煙を利用しての「のろし」だったかも知れません。
船に航路を知らせる灯台の「光」も「IT」ですよね。
戦国時代の「早馬」や「忍び」も「IT」でしょう。
そして一番劇的にかつ永く存在したのがご存知の「電話」でしょう。
何百キロメートルも離れた相手と話ができる!
昔ではとうてい考えられなかったですよね。
電話による「IT革命」が100年ほど続きました。その後携帯電話やPHSといったように形態はどんどん変わっていきました。
要するに「IT」とは今まで無かった通信技術を利用して相手に早く正確に情報を伝えることです。
その技術を利用している者とそうでない者との間にはかなりの格差ができ、対等な勝負にはならないことは誰の目にもあきらかです。
21世紀の今日の「IT」はインターネットです。
言葉だけ先行していますがここで私なりに整理します。
インターネットは次の2つのことができます。
1 Eメールの送受信
2 ホームページを見ること
次回はこの2つを個別に説明していきます。


第一回 2001年2月10日

まいどです。「なかさん」ことインターネットサービスの中川 秀彦と申します。
今、日本中で森総理大臣をはじめとして毎日連呼されている「IT」についてのわかりやすい説明をさせていただきたいと思ってます。
現在日本の人口は1億2000万人います。
ここでクイズです。国内に
8000万台あるものは?
6000万台あるものは?
4000万台あるものは?
3000万人いるものは?
いったいなんでしょうか?
答えを順に言いますよ
車の台数
携帯電話、PHSの数
パソコンの台数
インターネット利用者数です
すごいですね!わずか十年前に出現した贅沢品だった携帯電話が今や2人に1人ですよ。
短期間にこんなに普及するなんて誰が想像しえたでしょうか?
今経営者が不安なのは、さっきの4つの数字の中で前半の二つは目に見えて増えてくるのがわかるのですが後の二つは増えていることにまったく気づかないことなのです。
極端な話「自分以外全員がネットをやっているのではないか?」という目に見えない恐怖感にさいなまれています。
意外と森総理が一番焦っていたりして(笑)
また人類史上「IT」ほど意味もわからずに使われている言葉も珍しいことですよね。
この「聞きたいけど聞けない領域」に入ってしまった「IT」に関してずばっとメスを入れていきます。
よろしくお付き合いください。